もう少し点線を延ばすべし
2011年01月13日(木) 16:29
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話昨年から突如ちからを入れている肌のお手入れ(手遅れになる前に…笑)でお世話になっているFUJIFILMのアスタリフトから時折郵便が届きます。会員向けに定期的に発行されているもので、内容は新商品やキャンペーンの案内がほとんど。大概は読まずに捨ててしまっています。がんばって作っている人、ゴメンナサイ。
昨年の11月に届いたものが未開封のまま雑誌置き場に山積みになっていて、片付けをしていて発見しました(写真[1])。いつものごとく未開封のまま捨ててしまいそうになったのですが、ふと見ると、透明ビニールの封筒に「①②をつまんで左右にお開け下さい」とガイダンスが印刷されていました(写真[2]/当該部分の拡大です)。指示どおりに点線の両脇を摘むようにして引っ張ると、点線に沿って楽々開封できました。点線とか気にせずビリッといくほうが本当はもっと楽々ですが(笑)、わたしのように、開封もせずにゴミ箱一直線のユーザーにもなんとか中を見てもらおうという作り手の思いが伝わってきたので、点線に沿ってキレイに開けて、中を見てあげよーっと思ったのでした。
が、点線に沿って開封したはイイものの、いざ中身を封筒から取り出そうとすると、写真[3]のように出しにくかったりとかして、ツメの甘さに驚きます。点線を縦に1本入れるだけではなく、上下の端は横にも入れておくとか、縦線だけにするにしても、前面だけではなく、裏面にまで入れておくようにするとかすれば、一段と開封しやすくなって、中身を見てもらいやすくなりますよぉ。そういうちょっとした部分のコストが嵩んだりするのだとは思いますが、でもそういうちょっとした工夫でユーザーの気持ちや行動って変わるものだったりもするんですよね。