入れやすさvs.取り出しやすさ
2010年12月15日(水) 12:04
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話モノスゴク些細なことなのですが、毎週なんとなく不満に感じていたことを遂に書いてしまいます。
今年の夏からお世話になっている大地を守る会の食材宅配。注文は会員専用のWebサイトから楽々できてイイ感じです。野菜が届く週はもちろんのこと、注文をお休みした週にも、カタログ ツチオーネと注文書、それにペラもののチラシがどっさり、緑色のビニール封筒(A1サイズ)に入って届くことになっています(写真[1])。
この緑の封筒の中に入っているカタログやらチラシやらを見るために、とうぜん封筒から取り出すわけですが、わたしの不満はココ!です。
折り畳んだ紙を1枚使って、たくさんあるチラシを束ねるようにはしてあるのですが、束ねた部分が封筒の奥側にあるので、取り出すときには束としてまとめて引っ張り出すことができず、写真[2]のように、封筒の中に何枚か紙が残ってしまうのです。
写真[3]のように、束になった側を手前にして封筒に入れてくれたら、取り出すときに取り出しやすいんですよね〜。たったそれだけの話。
受け取った主婦の皆さん(含む私)が取り出すときの“取り出しやすさ”よりも、束を封筒に入れるときの“入れやすさ”が優先されている感じです。本当にモノスゴク些細なことなんですが、こんなちょっとしたところに気を配るだけで、ユーザーの満足度って上がったりするんですよね。
—–★2011年3月3日追記
毎週我が家に野菜を届けてくれている配達のお兄さんに、この件について話してみました。そうしたら〜、以前、彼をはじめとする配達員たちがこれに気づき、会社に対して提案をしたことがある!という驚き&嬉しいお話を聞かせてくれました。
でも残念なことに会社側の回答は、封筒にチラシの数々を入れる作業は機械任せになっていて、それを変更することは難しいとのことだったそうです。
「担当部署も違うんでなかなか…。すみませんっ」
とも言ってました。こんなところにも縦割りの弊害が…(笑)。
とにもかくにも、こういう“使いにくさ”に気づき、改善へ向けて(たとえ実現されなくても)行動をおこそうとする人がいる会社だっていうことを知って、少し嬉しくなりました。これからも野菜の注文、続けようと思います。