IDEO発ファーマーズ・マーケット

2009年06月06日(土) 05:23

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, パロアルト暮らし, モノ+コトの話

Palo Alto Weeklyという地域情報誌がちょくちょくポストに入っています。少し前の号になりますがその中で、水曜日の夕方に市役所前の広場でファーマーズ・マーケットをコッソリやっているという記事がありました(オンライン版の記事を発見)。

 

[1] 市役所前広場 [2] 細々とファーマーズ・マーケット [3] 旬の収穫をお届け

元々は皆さんご存知のIDEOが、Palo Altoのオフィスで働く社員約250人のために始めたものだそうです。新鮮で、出どころ確かなオーガニックの野菜を仕事帰りに買って行けるようにと、Capay Valleyの農家にファーマーズ・マーケットを開いてもらうようになったのが始まりなのだとか。社員の家の冷蔵庫の中身まで心配する、IDEOはそんな会社です(笑)。

社員向けにこぢんまりやっていたファーマーズ・マーケットは、市内でも知る人ぞ知るイベントとなり、それに目を付けた市の職員があーだこーだ交渉した結果、今年から市役所前の広場で、IDEOのみならず、Palo Alto市のダウンタウンで働く人たちが利用できるようにと少し規模を拡大して、且つその存在を公のものにして開催する運びとなった模様です。

なかなか行くチャンスがなかったのですが、6月の第一週、時間が空いたので足を運んでみました。そしてビックリ。私の期待を遙かに下回る小さな規模で細々とやっていました(写真[1][2])。テントが4つしかない。まさに“細々と”という雰囲気です。野菜と果物を少し買おうと思って行ったのですが、残念、欲しいものが見つからない。果物はイチゴしかないし…。

いつもこんな規模なのかな? 6月の水曜日は毎週予定があって、次に行けるのは1ヶ月後になってしまいますが、この細々感が本物かどうか気になるので、改めて行ってみようと思っています。

ちなみに、4つあるテントのうち2つは、売る気あるのかよっ!とツッコミたくなる感じで(写真[3])、カゴの前にある紙には“1つ持って行ってね(Take 1)”と書いてありました。「えっ、くれるの?」と一瞬思ったけど、そんなワケない(笑)。お店のお姉ちゃんに聞いたところ、これは、お金を払って農家を支援してくれている人たちに今週の旬の収穫をお届けする分なのだそうです。へぇ〜って感じ。私も農家を支援することが出来るの?と聞いたら、受け取る収穫の量に応じた2種類のプログラムがあって、安い方であれば1週16ドル、最短4週間から参加することができるわよ、と教えてくれました。興味津々。(詳しくはこちらをご覧ください。)

毎週、旬の野菜や果物、お花や蜂蜜、ときにはオリーブオイルなども届けてくれるらしくて、スーパーで買い物するとついついいつもの野菜ばかり買ってしまう私のような未熟な主婦にはとても興味深いプログラムです。う〜ん、でもなぁ、ここでの暮らしは残すところわずか3ヶ月だし、出かける予定が満載で家で過ごす日少ないし、悩ましいですな。