IDEOのトイレ・アイコン
2009年04月04日(土) 00:32
UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, イベントの話, サインやUIの話, パロアルト暮らし本で紹介されて以来すっかり有名になったIDEOのおもちゃ箱…じゃなくて、テック・ボックス(写真[1])。実物を見られるなんて感激です。発想のタネになりそうなものを、とにかくたくさん揃えて、いつでも遊べる…じゃなくて発想を膨らませられるようにしています。全部で何個あるの?と聞いたら、案の定、分からないとのお答えでした(笑)。
“thermal & optical(熱&視覚)”と分類された一番上の引き出しを開けると(写真[2])、正体不明のタネたちがズラリ。タネにはRFIDを埋め込んだタグが付いていて、リーダーにかざすとタネの正体がパソコン画面に表示されるようになっています。タグの番号をチラ見したら、200番台がゴロゴロ。発想のタネは少なくとも200個以上集まっているようです。
立派なプロトタイプ工場は、プロジェクトで必要なプロトタイプを作るためばかりではなく、快適な環境で、効率よく、イイ仕事をできるようにするために自分たちが必要とするモノを作るためにも使われているのですね、きっと。とにかく何でも自分たちで作っちゃうんですよ、この人たちは。自転車を天井に吊るための仕組みもお手製だろうし。
そんなIDEOオフィスで私が見つけた素敵デザインは、トイレのアイコンです(写真[3])。“イヤァ〜ン”って感じ? それとも、“漏れるぅ〜”って感じでしょうか? 臨場感があってイイです。