喫煙率が高そうな国

2008年12月11日(木) 23:18

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, イタリア, オーストリア, フィンランド, モノ+コトの話

トリノの町を歩いていてすごく気になったのは、道行く人たちの多くがタバコを吸っていること。オランダを含むヨーロッパ各国、どこへ行っても路上にポイ捨てられているタバコの吸い殻が多くて喫煙率の高さが伺える、なんて話を以前にも書きましたが、イタリアでは、すれ違う人の多くが、かなりの確率でタバコを吸いながら歩いていました。はっきりとした数字は分かりませんが、今まで行ったどの国よりも喫煙率が高そうなニオイでした。吸いながら歩いていなくても、明らかに“喫煙者”って分かるニオイの人もたくさんいましたし。

 

[1] トリノ歩道の吸い殻入れ [2] ヘルシンキ歩道の吸い殻入れ [3] ビルの入り口に吸い殻入れ

町の歩道には、写真[1]のような吸い殻入れが点々と設置されていました。吸い殻入れとしては大きすぎるように見えますが、反対側には大きな口がついていて、普通のゴミ箱になっています。だから、吸い殻用の受け皿はさほど大きくなかったです。

それにしても、町中に体重計を置くまでして過食防止を訴えるくせに、喫煙は戒めないのでしょうかね? ポリシーがいまいちよく分かりませんが、あちこちに吸い殻入れを用意しているおかげで、ポイ捨て率はオランダよりもぜんぜん低そうでした。

ちなみに、写真[2]はヘルシンキ中央駅付近に設置されていたゴミ箱と吸い殻入れ。2つのサイズが同じなのが驚きです。どんだけ吸わせたいねん? でも、同じくヘルシンキでは、“屋内禁煙なのでタバコは捨ててから入ってきてね”、という感じで、入り口付近に写真[3]のような吸い殻入れを用意しているビルが結構ありました。

ゴミ箱や吸い殻入れのデザイン、設置場所なんかをこうして比べてみると、人々の意識やお国柄が見えてきて面白いですね。ちなみに、オーストリアの吸い殻入れはタバコの形してました。