チェックイン迷子にご用心!
2025年10月01日(水) 16:12
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 北海道, リサーチャーの知恵袋, 泊まるコトコロ- CHECK-IN CHAOS, COINS OF RETURN
- I enjoyed the spacious room, in-room hot spring, and green views at the Exclamation Hotel in Jozankei, but the confusing check-in process and long reception lines revealed flaws. Still, with four unused “Holiday Coins,” I know I’ll return—imperfections and all.
定山渓でお泊りしたエクスクラメーションホテルの客室は、ゆったりしていて、大きな窓の外には緑が茂っており、

枕元の壁の装飾は控え目で美しく、

お風呂にも熱々の温泉が引かれていて、

部屋で過ごす時間もとても良かったのだけれど、チェックインのゴタゴタは改善の余地があると思う。
チェックイン時間よりも2時間ほど早く到着する札幌発11:30の送迎バスで到着した人達の多くは、休日ビルヂングへ向かいます。
暖簾をくぐると、

「まずは3階受付へお越しくださいませ」という案内が目に入ります。

ここで良いんだな……と思いながら、入り口へ進むと見えるのが下の写真の風景です。

昔ながらの銭湯なんかでよく見かける下足入れだなーっと、遠目にもわかります。日本人なら笑。
そして日本人だからこそ、「ホテルの受付に行きたかったのに、温泉のほうに来ちゃった……」と勘違いをしてしまう現象が発生! わたし達の前を行っていたおばさま達が「間違えた、間違えた……」と言いながら戻ってきて、うちらまで「え? 違うの?」となって右往左往。
もうひとつ、混乱の原因として考えられるのは、上り口の左側に立っている看板です。「タトゥー/入れ墨のある人は入れません」的なことが書いてありました。おかげで「ここはお風呂への入り口」感がアップしてます。
エレベーターが、左手奥にありました。下足入れに隠れてそれが見えないのも一因ですね。
「まずは3階受付へお越しくださいませ」ではなく、「エレベーターで3階受付へお越しください」と書くとか、眼前に並ぶ棚が下足入れだと気づかない外国人のために、もっと詳しく「靴を脱いで靴箱に入れ、左手奥のエレベーターで3階受付へお越しください」くらいまで書いても良いかもしれない。
ここの導線設計をミスったがために、1階と2階を結ぶ階段は利用不可となっていて、滞在中も何かと不便だったんですよねー。エレベーターが1台しかないし。
あと、3階の受付が長蛇の列になってました。送迎バスがついた直後は多少ならぶのは仕方がないとしても、利用プランを確認して適切な枚数の休日コインを渡し、朝食券だの、オリジナルドリンクサービス券だのを渡し、脱衣所のロッカーをクジ引きで決めるみたいな余計な仕掛けもあって、一組の客をさばくのに10分くらいかかってました。列の最後方だと1時間近く待つかも……なくらい。
送迎バスでの移動中は全員ボーっとしてるか、寝てるかなので、その時間を有効活用することを提案したい。受付で聞かされる案内や注意事項をわかりやすく書いて先に渡しておくとか、導線を書いて案内しておくとか、やれることはけっこうあると思うんですよねー。
体験が総じて素晴らしかったとべた褒めで書き始めたエクスクラメーションホテルの紹介でしたが、ふり返ってみると完璧にはほど遠かったな笑。でも、コインが4つも残っているから、また行くよ(たぶん)。風呂屋書店もあるしね。
