ダイソンのハンドドライヤー
2015年04月30日(木) 18:41
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話DYSON AIRBLADE TAP HAND DRYER: After using a toilet at the newly opened brewery in Daikanyama, you will face a never-seen-before water outlet to wash your hands, which also contains a powerful hand dryer developed by Dyson. You will surely surprised by a thunderous noise, but it may look quite natural to hear that roaring sound coming from a tap whose shape is similar to a plane. Water drops seem to leave a mark on the stainless-steel water outlet, which doesn’t look good and requires more frequent cleaning. Something to be used in a public space needs to be designed in view of the context of use, which is difficult, but important for a better user experience.
ビールを飲むと、トイレへ行きたくなる。ということで、先日いきました SPRING VALLEY BREWERY のトイレ(写真[1])。女子トイレの入り口はヴィーナスさんがビール片手に微笑んでいらして(写真[2])、男子トイレの入り口では織田信長公がやはりビール片手に渋く決めていらっしゃいました(写真[3])。二人とも、鼻の下に泡ひげを蓄えて茶目っ気アピールも忘れてません。
中へ入って用を足し、手を洗おうと洗面台へ向かうと、壁から飛行機みたいのが飛び出しているのに気づきます(写真[4])。連れの男子二人が興奮気味に語っていた Dyson の Airblade Tap ハンドドライヤーってやつですね。
コックピットのあたりから水が出て、両の翼から、ものすごい音とともに強力な温風が噴射されて手についた水分をわずか12秒で乾かしてくれるという優れモノです(写真[5][6])。12秒というスピードより、自分の体までもが吹き飛ばされるのではないかと思うほどの轟音に驚くこと請け合い。飛行機っぽい形となにげにマッチした音なので、驚きはしますがさほど不快ではありませんでした。それよりも気になったのは、ステンレス製の筐体に滴のあとやなんかが残ってて見た目あまりキレイではないこと。結構まめに拭かないとキレイは維持されそうにありません。それに、シンクの脇に置かれた石鹸まわりも水分ありあり。せっかく素敵にキレイにデザインしても、使う人が“キレイに使う”を意識してくれるわけではありません。残念です。が、公共の場やそこで使われるモノのデザインには、使われ方や維持・清掃の仕方にまで行き届いた配慮が求められるということですね。大変だと思いますがそこまでガンバッテ欲しいです。
そして、 SPRING VALLEY BREWERY のスタッフさんにはもう少しマメな洗面台掃除をオススメしよう。と言いつつ、ビールのサーブを早めることのほうが優先度は高い。言うまでもなく(笑)。