アイト・ベン・ハッドゥ
2014年12月29日(月) 02:03
ついにアフリカ到達, モロッコAIT BEN HADDOU: Crossing the river is such an effective way to make tourists’ feeling up, and to provide opportunities for young locals to collect some tips by supporting females and children to cross the river at the same time. The self-styled English speaking guide wasn’t able to speak English well enough, but such a commercially-minded local guide was amazingly eager to bring us to every souvenir shop on the way. We were certainly amazed by the surrounding views from the top, though it’s one of the top touristy places in Morocco, which may make you sick. Better dig in.
いよいよアイト・ベン・ハッドゥ(以下ハッドゥ)までたどり着きました(写真[1])。澄んだ空気と真っ青な空のおかげで城塞都市としての風情は一段と高まっています(写真[2])。
映画のロケ地として使われるようになったおかげで知名度が上がり、モロッコを訪れる観光客にとっては外せない観光地となっていますが、地元にとっては格好の収入源。川に並んだ土嚢の上を渡っていよいよハッドゥへと足を踏み入れます(写真[3])が、女性や子供にはちょっと厳しい間隔で土嚢が並べられていて、地元の子供たちがチップ狙いで手を差し伸べてくれる仕組みです。もっと楽に渡れる橋が少しいったところにあるっぽいけど、ハッドゥへ向かう観光客の気持ちを盛り上げ、財布の紐を緩めさせつつ、細かくチップを集めることを意図した演出と考えるのが自然だな(笑)。
ハッドゥの中へ入ったところで“自称”英語のできるガイドのおっちゃんが、家族ごとに家畜のつなぎ場を持っていたこととか(写真[4])、塔に刻まれている紋様が家族特有のものになっているとか(写真[5])、昔の鍵は木組みでシンプルだけどとても実用的なものだったとか(写真[6])、解説をしてくれましたが、英語はほぼ理解不能なレベルなので、視覚情報と必死の推測でなんとか理解…したつもり。
木組みの鍵が実際に扉に取り付けられているのを発見(写真[7])したのは私で、こっちの知りたいことや見たいものは何の躊躇もなく素通り。というか、英語が通じなさ過ぎて質問をしようという気が削がれます。あちこち写真を撮っているとグングンと先に進むガイドから早く来ーいと呼ばれる。途中にある土産物屋に連れ込まれて売りつけられるのかと思ったら、壁に貼ってあるハリウッド映画の撮影風景を写した写真を見せながら、俺が俺が言い出しました。おそらく、「俺、バベルに出たんだぜ!」「グラディエーターにも出てるんだけど見た?」みたいな、絶対にちょいエキストラなのに超自慢みたいな感じ(9割推測)。その後、炙り出しの絵を売りつけるべく、店のお兄ちゃんをどかしてまで自らデモンストレーション(写真[8])。買ってなるものか!と思わせるに十分なデモでした(笑)。途中で斬新な図柄のカーペットを見かけ(写真[9])、かなり心が揺れたし、買っておけば良かった…と未だに後悔するくらい、他のカーペット屋では見かけない稀有な柄だったことをマラケシュに着いてから思い知る今日この頃。観光客のそんな気持ちを察して絶妙なタイミングで背中を押せるようにならないと、観光ガイドとしてまだまだですぜ>おっちゃん。
丘を登り切ったところ(写真[10])からは、乾いた大地の向こうに雪を冠したアトラス山脈が見えたり(写真[11])、対岸の町を見下ろす絶景に息を飲んだり(写真[12])、日本ではあり得ない光景を前にして確かに来てよかったと思える。これは間違いないです。いろいろと思うようにいかないことを覚悟して臨むべし。