東京メトロのりかえ出口案内
2014年09月05日(金) 17:00
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, モノ+コトの話TOKYO METRO EXIT & TRANSFER ROUTE INFO: Surely, Tokyo metro map doesn’t contain such accessibility information as London tube map does, but there is a very useful exit and transfer route information (with some accessibility info too) provided at any tube platform in Tokyo. It’s been updated recently, which turns out to tell the time required for transfer. About 10 minutes would be required, for example, if you want to transfer from Yurakucho line to Marunouchi line at Nagata-cho station. I feel I would need a bit longer for that transfer, but what’s important here is to tell that passengers need to prepare themselves for such a long walk for that transfer. In updating, some information has been added, and some has been deleted, and I’m curious to know what a research is behind.
東京の路線図にはバリアフリー情報がない。その点ではロンドンに遅れをとっている。しかし、東京の駅のホームには“のりかえ出口案内”という強力な情報が用意されています。これはロンドンでは見かけない。
そして東京メトロよりも都営地下鉄のほうがうまく情報を提示できてますねーなんて話を以前書きました。東京メトロがそれを読んだんですね、きっと(んなわけない…笑)。最近、改訂されていることに気づきました。写真[1]が2011年に撮影したもので、最近撮ったものが写真[2]です。
有楽町線で永田町まで行き、丸ノ内線や銀座線に乗り換える場合には移動におよそ10分みときましょう!という情報が新しく追加されています。これは有り難い。半蔵門線のあの長いホームを端から端まで突っ切ってさらに歩かないと丸ノ内線や銀座線には辿り着かないのだ。と考えると、半蔵門線への乗り換えが5分で、丸ノ内線と銀座線が10分というのは少し腑に落ちない(もっとかかる気がする…)が、歩く速さや混雑状況によって時間は前後すると思うので、ここでは正確な時間を伝えるというよりも、“かなり時間がかかるから覚悟せよ”というメッセージが伝わればイイと考えよう。
ロンドンで言うなら Barons Court 駅のように降りたホームの向かいに到着する電車への楽々乗り換えが可能なところ、たとえば代々木上原駅での千代田線から小田急線への乗り換えなんかは写真[3]のように記載して分かるようにしてくれています。相互直通運転だからロンドンのケースとはちょっと意味合い違いますが、事前に手に入って嬉しい情報であることは間違いない。
各駅に停車したときに開くドアが左右のどちらかという情報は改訂によってなくなっています。活用している人が少なかったのかな? どんな調査をして情報の取捨をしたのかな? 裏側が気になるところです。