デザイン物産2014
2014年08月22日(金) 15:41
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話OLD AND NEW DESIGNS FROM 47 PREFECTURES: Design Bussan 2014 is now held at Shibuya Hikarie to introduce old and new designs of crafts and food packages from 47 prefectures. From this exhibition, you will be able to learn how much design would affect the tourism industry, and that every one of long life products has been designed really attractively, as some old designs do not even look old or not to be outdone by new designs.
渋谷ヒカリエ8階の d47 MUSEUMにて開催中の『デザイン物産2014』を見てきました。
47都道府県の“工芸”と“食”をテーマに、各地で長く親しまれている“Original”と最近の“Design”を対比して見せることで、長く愛されるデザインとはどんなものなのか、そこにいま風のアレンジを加えるとどうなるのか、一過性の流行りに終わらせないデザインのあり方とは?を考えさせてくれる展覧会です。
岩手県の南部鉄器で作られたダッチオーブンがとても美しくて、そういう素敵なデザインのお鍋とか見ると一瞬購入意欲が湧いてしまうのだが、こと料理に関しては「どうせすぐに使わなくなる」と自制が効くので無駄遣いをせずに済みました(笑)。しかし熊本県のTATAMO!は危なかった。そのデザインはもちろん、コンセプトにもグッときちゃって、危うくAmazonでポチッとしてしまいそうになったじゃないか…。
“食”のほうのテーマでは、北海道のバター飴、三重県の伊勢うどん、愛媛県のポンジュース、島根県の蜆などなどご当地のグルメが単純に食欲をそそるだけでなく、パッケージのデザインがご当地を訪れる人の購買意欲に大きな影響を及ぼし得ることを実感させてくれます。古いほうのデザインが必ずしも新しいものに負けているかというとそうでもない…ものもある。ぜひゆっくり見比べたい、素敵な展覧会です。