トイレ事情 その3?
2008年09月10日(水) 22:43
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, オランダ暮らし, モノ+コトの話旅の報告が来ると思いきや、またトイレの話です(笑)。
というのも、旅から戻ってからのほぼ三日間、高熱と下痢でぶっ倒れておりました。デュッセルドルフから戻る列車の中でなにやらお腹の調子がおかしいなぁと思い始め、家について安心した途端、痛みは徐々に悪化。翌朝、少々熱っぽいながらも、洗濯をしたり、片づけをしたりしてはみたものの起きていられず一旦ダウン。昼過ぎに一度熱をはかってみたら、38.6度。
これはマズイ。我が家はまだホームドクター様を見つけていないので、自力で救急病院へ行くか、救急車を呼ぶかしないとお医者様にかかることができない状態です。オランダでは、ホームドクターと契約をして、病院へ行くべきかどうかはそのホームドクターの診察に仰ぐという仕組みなのだそうです。で、緊急事態はそうそう訪れないと高をくくっていた私たちは、ホームドクターとの契約を後回しにしていましたとさ…。
まぁ、とりあえず旦那に早めに帰ってきてもらうよう電話でお願いして、自分は布団に入って熱と格闘。旦那が帰ってくる頃までにはなんとか37度台にまで下がりました。暖かかったオーストリアから一気に10度近く気温が下がって、おまけに雨にも軽くあたって、絶対に風邪だ!オランダのバカ野郎ぉぉぉぉ、とか思いながら、ひたすら寝る。熱は上がったり、下がったりを繰り返し、最高で38.8度までいきました。39度を超えたら観念して救急病院へ行こうと決意しましたが、幸いその後、少しずつ下がりはじめ、今朝は平熱でした。
でもって、やっとトイレの話です。“下痢”というキーワードで察しがつくかもしれませんが、写真の品、何かわかります? 頑丈な胃腸が自慢の私にとって、今回の下痢は人生最悪でした。寝ても覚めてもトイレ通い。症状が出始めてさほど時間がたたないうちに、すっかりお尻が痛くなってきました。これも人生初の体験。そんな話を旦那にしたら、彼が嬉しそうに、「今こそ、これを試すべきときだ!」と。それが、写真の“ハンディシャワレ”、Nationalさん(Panasonicさん?)が出している携帯用お尻洗浄機です。
使用中の写真は公序良俗に反するので残念ながら掲載できません(し、したくもありません)が、使い方はいたって簡単。写真[1]の状態から、ノズルを出して写真[2]の状態にし、ノズルを肛門のあたりに持って行き、ボタンを押すだけ。これはなかなか出来た品です。出発前、わざわざこんなものを買って持って行こうとする旦那に白い目を向けていた私ですが、これは反省しなければなりません。優れモノです。薬局では、値段を完全度外視して、柔らかそうなトイレットペーパーをカゴに入れる旦那にいつも、「もうちょっと安いのにできないの?」と冷ややかに言い放っていた私でしたが、これまた反省。彼としては結構死活問題だったのですね、きっと。体感しました。なので、質の良いトイレットペーパーを購入できるよう、ほかの出費を抑える努力をしようとトイレで誓ったのでした。
この体調不良は結局、食あたりだったのではないかと思っています。下痢と発熱以外の症状はありませんし、旦那の引いていた風邪とは症状が明らかに異なるし、旦那にうつる気配もありません。デュッセルドルフのホテルで食べた朝食の中に、私だけが食べて、旦那が食べなかったもの(サーモン、フルーツ、ミルク)があるので、それらが旅で疲れ切っていた私の体に襲いかかってきたのではないか、と。
途中何度か死にそうになりましたが、これだけ日記かけるほどに回復したし、ハンディシャワレデビューにも繋がったし、早くホームドクターを見つけよう!という気にもさせてもらったし、と前向きに考えることにします。