リピートさせる仕組み
2025年09月29日(月) 12:40
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 北海道, 泊まるコトコロ- COINS AND COMEBACKS
- Holiday Building in Jozankei combines baths, dining, and Exclamation Hotel in one. Guests receive “Holiday Coins” for amenities or capsule machines—a playful, strategic system that subtly entices visitors to return to Jozankei again and again.
定山渓温泉の休日ビルヂングは、2階に日帰り利用も可能な温浴施設、3階にレストランとラウンジ、そして4階にエクスクラメーションホテルが配置された複合施設です。2階と3階は宿泊しなくても利用できます。滞在時間で細かく料金設定されていて、日帰りの予定だったけど、やっぱり朝まで居ちゃおう!ってことも可能。
ラウンジの奥にデイベッドが並んでいるエリアがあって、部屋の予約をしていない人はそこで眠ったりするんだろうな……。襲われる心配のない日本じゃないとあり得ない設えだ。それでも心配な女子は、4階のホテルに女性専用のドミトリールームがあります。料金もかなりリーズナブル。

入館するときに「休日コイン」というのを渡されます。わたし達はエクスクラメーションホテルに泊まるので、2人分でいきなり10枚ももらってしまいました。

宿泊すると、タオルレンタルとか要らないし、小金湯温泉の入浴も付いてるし、飲み物もUnlimitedに飲めるし、ってことで、3枚で交換できるアメニティセットか、6枚でオリジナルMOKUタオルと交換するかしか選択肢がない……。

タオルをもらってきました。

残り4枚のコインは、館内あちこちにあるガチャを4回まわすという無駄な使い方しかないわけで、しかしステッカーまったく欲しくないので、持ち帰ってきました。使用期限はないって言うからさー。

次回、また二人で宿泊して10枚のコインをゲットしても、14枚にしかならないから、絶妙にオリジナルTシャツとは交換できないという……。ものすごく考えられた設計な気がする。客を何度も定山渓へ向かわせるための。
客にとっての一番の難点は、次に行くときに残っているコインを忘れずに持っていけるかどうか……だな。ふつうにポイントカードにしてもらったほうがお互いに扱いやすいと思うのだけど、ガチャありきの設計だったのかなー。
