まちのショーケース的なホテル
2025年08月14日(木) 10:21
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 広島, 泊まるコトコロ- DENIM-INSPIRED HOTEL IN FUKUYAMA
- Once a one-room apartment building, this renovated Fukuyama hotel showcases the city’s denim heritage through custom fabrics, yukata, and even tote bags. Guests can purchase furniture and textiles, making it both lodging and showroom. Quirky touches like indoor slippers highlight cultural quirks around Japan’s no-shoes rule.
福山駅から歩いて数分のところにあるANCHOR HOTEL FUKUYAMAに宿泊しました。
3軒くらい隣にある福山オリエンタルホテルという、よくありげなビジネスホテルと同じ会社が運営しているようです。もともとワンルームマンションだったと思しき建物の中身を丸っとリノベーションしたホテルで、廊下とかはまあまあコワイ感じが残っているため、高所恐怖症の人には向かないホテルです笑。
客室はオシャレ。デニム生地の生産量日本一(国内シェアの約8割)を誇る福山の特色をパリッと伝える部屋づくりがなされていました。

浴衣や帯、その上に着る羽織などもホテルオリジナルのものを作成して、部屋に置いてくれています。

隣のホテルの大浴場へ行くときに重宝するデニムバックもありました。

どちらも、欲しい人は新品を買って帰ることができます。

ファブリック類だけでなく、ベッドやソファなども、気に入ったらオーダーできる仕組みになっていて、福山産のプロダクトを紹介し、体験してもらうためのショーケースの役割をホテルが担うという仕組みの様子。インバウンド観光客にうけそうですねー。

客室の「ここから先は土足厳禁!」を知らせるように置かれている草履が、滞在中とても便利で、これこそインバウンド観光客にお土産として最高なのではないかと思ったけれど、これらは地元産品ではないので販売してません。もったいなーい笑。
あと、草履を置くくらいでは「靴を脱げ」というメッセージが伝わらないということのようです。エレベーターに張り紙ありました。

客室内では靴を脱いで過ごすことを前提にしている割に、ベッドにはベッドスローがかけられていたりするから欧米人は戸惑うのかもしれませんねー。入口で確実に靴を脱いでもらうデザイン、なんとかできないものか……。
